<高校野球秋季東京大会:帝京8-4関東第一>◇9日◇決勝◇神宮帝京前監督の前田三夫氏(76)が、金田優哉監督率いる同校の…
<高校野球秋季東京大会:帝京8-4関東第一>◇9日◇決勝◇神宮
帝京前監督の前田三夫氏(76)が、金田優哉監督率いる同校の優勝をたたえた。「よく振り抜いて攻撃していた。3回にビッグイニングを作って、本当にいいチームに仕上がった。今の金田君になって常時ベスト4、8にきてましたから、いつかチャンスはくるなと思っていました。若いスタッフが一生懸命やっていましたから、心配はなかったです」と成長ぶりに目を細めた。
常々金田監督から相談のをもらったが「好きにやればいい」と助言はなるべく避けた。その心は「任せた以上は本人に任せるのが大事。あえてグラウンドには行かなかった。生徒たちも迷ってはいけないと思って、指導者も生徒も迷わないように遠くから見守る。監督の指示の下で選手たちが1つになってほしかった」と振り返った。
晴れて15年ぶりの甲子園出場を当確させ「よく頑張ったなと伝えたい」と喜んだ。甲子園の舞台に立つ選手たちには「大谷選手の言葉じゃないですけど、憧れを捨てることが大事」と力説。「今まで通りの野球をすればいい。みなさんも感動する」と帝京らしい野球を期待した。