<2025Jユース杯・第31回Jリーグユース選手権大会:広島3-1仙台>◇準決勝◇9日◇香川・屋島レクザムフィールド◇日…

<2025Jユース杯・第31回Jリーグユース選手権大会:広島3-1仙台>◇準決勝◇9日◇香川・屋島レクザムフィールド◇日刊スポーツ後援

サンフレッチェ広島が、19年ぶり4度目の優勝に王手をかけた。今夏のクラブユース選手権準優勝の仙台を相手に、3-1の快勝を収めた。

両軍無得点で迎えた後半12分、カウンターからFW土井川遥人(18)が右足で先制点を奪い、同18分にDF森井莉人(りーど、16)が左CKから頭で押し込んで追加点。

その後1点差に迫られたが、後半31分にFW宗田椛生(そうた・もき、17)が、技あり左足ループ弾で勝負を決定付けた。

試合は前半から広島が攻守に圧倒したが、宗田がPKによる先制点のチャンスをものにできず、嫌な空気も流れた。それでも、後半の3ゴールで底力を示した。

今大会4点目の土井川は「自信を持ってシュートを打てている。最後決めきることができて良かった。最後は勝って、タイトルを取りたい」と意気込む。

主将マークをつけて2点を演出したDF林詢大(しゅんた、18)は「昨年決勝で負けて、悔しい思いをした。チーム全体でいい流れできているので、この勢いのまま、決勝は絶対に勝って日本一になりたい」と決意表明した。

野田知監督(56)が率いる広島は、昨年も決勝に進んだものの、1-2で東京Vに惜敗。7度目の準優勝に終わっていた。今回が2年連続11度目のファイナル進出となる。

16日にヤマハで開催される決勝は、準決勝のもう1試合の鳥栖-鹿島の勝者と対戦する。