今オフは多くの球団が積極的に補強に動かない可能性があると、元レッズとナショナルズのGMで解説者のジム・ボウデン氏が8日(…

今オフは多くの球団が積極的に補強に動かない可能性があると、元レッズとナショナルズのGMで解説者のジム・ボウデン氏が8日(日本時間9日)米人気ポッドキャスト「ファウルテリトリー」で言及した。ヤクルト村上宗隆内野手(25)がポスティングシステムで8日からメジャー球団との交渉が解禁されたのを始め、巨人岡本和真内野手(29)、西武今井達也投手(27)、西武高橋光成功投手(28)ら日本人選手が続々とメジャー移籍を目指す見込みとなっており、影響が出るか注目される。

MLBは来オフに現在の労使協定が期限を迎え、新労使協定の協議でサラリーキャップ導入が議題に上がれば話し合いが難航し、ロックアウトになる可能性が指摘されている。ボウデン氏は「複数のGMは、ロックアウトをまったく心配せず補強資金を使う。ジャイアンツ、レッドソックス、ヤンキース、フィリーズなどだ。彼らは気にせFA選手の獲得にお金を使うだろう」としたが「他球団の複数のオーナーは、まったくお金を使わないだろう。野球がストップする可能性があることを恐れているためだ」と予想。「私の見立てでは、ビジネスは非常に慎重に行われるだろう。賢い代理人は、契約の後半を厚めにするバックロード方式の契約で交渉するだろうが、GMたちはそれには乗らない」と解説した。