東京女子プロレスは8日、東京・神保町の「Book House Cafe(こどもの本専門店&カフェ)」で、世界初の『絵本読…
東京女子プロレスは8日、東京・神保町の「Book House Cafe(こどもの本専門店&カフェ)」で、世界初の『絵本読み聞かせプロレス』を開催した。
まずは選手6名の絵本の読み聞かせからスタート。各選手が読み聞かせを行った本は以下の通り。
○らく=『わたしはあかねこ』
○鈴芽=『なまえのないねこ』
○遠藤有栖=『同じ月を見て』
○原宿ぽむ=『ふたりはいつも』
○辰巳リカ=『100万回生きたねこ』
○渡辺未詩=『スイミー』
リカが、長いので途中を端折ったり、未詩が読み聞かせ用の巨大な絵本を持ってきたりといろいろあったが、集まった子供たちをほっこりさせて読み聞かせパートは終了。店内にマットが敷かれて6人タッグマッチ「未詩&らく&ぽむ VS 有栖&リカ&鈴芽」がスタートした。
有栖組が奇襲して試合が始まり、場外戦に移るとリカは店内のカフェスペースでなぜかココアを注文。ココアが届けられると未詩がそれを奪って飲もうとするが、熱すぎて飲めない。リカはそれを奪い返して首を絞めながらココアを飲んだ。
試合はその後、鈴芽がらくのフェースバスターを着地し、逆にフェースクラッシャーを決めて有栖と交代。有栖がらくにキャメルクラッチを決めるも、らくが手を伸ばした先には絵本『うえをむいてあるこう:ジャイアント馬場、世界をわかせた最初のショーヘイ』が。これを読んだらくがまさかの覚醒。馬場さんのごとくジャイアントチョップ連打から河津落としで大逆転。場内からも「馬場!」の声が上がった。
ぽむは絵本を読むがごとく「ぽむちゃんはスネを蹴りました! エイ!」とスネ蹴りを繰り出し、さらにぽむが『ふたりはいつも』、らくが『うえをむいてあるこう:ジャイアント馬場、世界をわかせた最初のショーヘイ』、未詩が『スイミー』を同時に読み聞かせる場面も。最後は孤立したぽむにリカがソファからミサイルヒップを投下して3カウントを奪った。
試合後、アイアンマンヘビーメタル級王者のリカがマイクを持ち「皆さん今日はお集まりいただきましてありがとうございます。無事にアイアンマンを防衛しました! 懸けてないけどね」と笑顔を見せ、「みんな読み聞かせ、どうでした? ほかのメンバーが読んでいるところをちゃんと見れなかったからどうだったのか。みんな上手でした? 本、楽しかった?」と問いかけた。
子供たちが「うん」と答えると、リカは「良かった。みんな感想を言って」と他の選手たちにも感想を求めた。鈴芽は「読み聞かせ、メチャメチャ緊張しました」と話し、有栖は「楽しかった。初めての経験すぎて本屋さんでプロレスするとか読み聞かせも初めてだったから、メチャ楽しかった。みんなもいい経験できたかな?」と振り返った。
リカが「敗者もしゃべるか? しゃべらせてあげよう」と言うと、ぽむが「ぽむちゃん3歳だから普段読み聞かせされる側なんだけど、頑張ってみんなに読み聞かせして大人になった気持ちで頑張れてうれしかったです」と喜び、らくは「みなさんどうでしたか? 今日はゆっくり寝れますね。明日の後楽園に向けてたくさん寝てください」。未詩も「こういうところでいっぱい読んで、いっぱいプロレスできて新鮮で私たちならではだなとすごく楽しかったです。明日もあるので頑張ろうと思いました」と9日後楽園大会で行われるプリプリ王座防衛戦へ向け、良いリフレッシュになったようだった。
最後はリカの音頭で「これからも私たちはいっぱい本を読むぞー!」「読む読むー!」で大会は締めくくられた。