阪神・小幡竜平内野手(25)が8日、鉄人ボディーをつくり上げて来季は全試合出場を果たすことを誓った。 筋肉は裏切らない…

 阪神・小幡竜平内野手(25)が8日、鉄人ボディーをつくり上げて来季は全試合出場を果たすことを誓った。

 筋肉は裏切らない-。遊撃の定位置をつかみきれなかった悔しいシーズンを経て、ダンベルと向き合う覚悟を決めた。「レギュラーで出るからには全試合出場をクリアしたい。シーズン中はバリバリ鍛えられないので、(筋肉を)大きくしたい」。今オフはボディービルダーのように筋肉に愛を注ぎ、強靱(きょうじん)な肉体をつくり上げていく。

 この日は午前8時半から1時間、ウエートルームで汗を流し、その後にSGLでの残留練習に参加。「(練習の)後はおろそかになるので」と連日、体が一番フレッシュな状態でバーベルを担いで筋肉に強烈な刺激を与えていた。今季は4月20日・広島戦(甲子園)から18試合連続スタメン出場と好調だった5月に、左下肢の筋挫傷で無念の離脱。自己最多の89試合に出場して同最多の5本塁打を記録するも、定位置獲得には及ばなかった。故障で悔しい思いをしたからこそ、今オフの改革第1弾に頑丈な肉体づくりを掲げた。

 「夏場はどうしてもパフォーマンスが落ちる。そこを痛感しましたし、落ちないようにしっかり取り組みたい」と来季を見据えて“貯筋”に意欲。縦じまがゆがむほどのパツパツなユニホーム姿で、プロ8年目の飛躍を遂げてみせる。