<プロレスリング・ノア:後楽園大会>8日◇東京・後楽園ホールメインイベントでGHCヘビー級王座戦が行われ、挑戦者のYos…
<プロレスリング・ノア:後楽園大会>8日◇東京・後楽園ホール
メインイベントでGHCヘビー級王座戦が行われ、挑戦者のYoshiki Inamura(稲村愛輝、32)が17分30秒、ディスチャージ(コーナートップでロープを揺らしてから飛ぶダイビングボディプレス)で王者KENTAから3カウントを奪って初戴冠を果たした。KENTAは3度目の防衛に失敗した。
1度はディスチャージを回避された稲村は、KENTAにゲームオーバー(変形クロスフェイス)で絞めあげられ、これをロープエスケープすると、背後からのニーアタック、投げっぱなしタイガースープレックス、そしてブサイクへの膝蹴りを立て続けに被弾した。
稲村はカウント2でキックアウトしたが、KENTAの張り手でダウン。しかしブサイクへの膝蹴りにダブルチョップを合わせて防ぐと、ショートレンジのラリアットをさく裂させ、さらに何度もロープを往復して勢いをつけてラリアット。最後は無双(変形ロックボトム)でたたきつけてからディスチャージで圧殺した。
米NXTで活躍し、先月凱旋(がいせん)帰国を果たしたばかりの稲村は「ワッツ・アップ・後楽園ホール! アイ・アム・ソー・ハッピー! 方舟シップのユニバースのみんな、ロング・タイム・ウエイトさせてアイム・ソーリー。ヨシキ・イナムラがGHCヘビー・ウエイトのチャンピオンになったぞー!」と摩訶不思議な言葉で感情を爆発させた。
そして「ミスターーーKENTA! 今日、いまこのプロレスリング・ノアのリングでユーとファイトできたこと、そしてユーからこのワンダフォーなGHCヘビー・ウエイトのベルトをゲットできたこと、これはマイ・トレジャーです。ミスター・KENTA、ユーはオールウェイズ、ベスト、レスラーです」などと前王者に感謝。
さらに自ら「ネクスト・チャレンジャー・イズ…プリーズ・ミスターーーキヨミヤ!」と清宮をリングに呼び寄せ「ミスター・キヨミヤ、ユーはジーニアスで才能あふれるオーサムなレスラーです。ミーはユーをいつもウォッチしていました。ユーはいつもミーのフォワード、フロント、前をつねにひた走ってきました。そんな姿を見て、ミーはユーをビッグ・リスペクトしています。だからこそ、ユーを越えたい。ミスターーーーキヨミヤ、ミーのオファー、アクセプトしてくれますよね?」と対戦を要求した。
清宮が「稲村がチャンピオンでオレが挑戦者…このシチュエーションでGHCヘビーのベルトを懸けて戦えることを、オレが一番楽しみに待ってたよ」と答えると、稲村も「ミー・トゥ」。清宮もヘンテコ英語に染まったか「稲村、コングラチュレーション! ヨシキ・イナムラからのオファーなら、オフコースで、もちろん、ベリー・オッケイだよ!」と対戦を受諾した。