思わぬサプライズ演出に顔がほころんだ。巨人田中将大投手(37)が8日、仙台市内のスポーツ施設で自身が主宰する野球未経験&…
思わぬサプライズ演出に顔がほころんだ。巨人田中将大投手(37)が8日、仙台市内のスポーツ施設で自身が主宰する野球未経験&初心者向けの野球教室「マー君カップ 2025」を開催。イベント序盤に小学1、2年生の約30人の子どもたちから「マー君200勝おめでとう!お帰りなさい」と声をかけられ「事の大きさというか、重大さを日々感じている感じですね」とほおを緩めた。
日米通算200勝の大偉業を達成してから、初めて仙台に凱旋(がいせん)した。子どもたちとベースランニングやキャッチボールなどで交流。「それ(野球)に触れ合ってもらうことで、1つの目標に向かって頑張る楽しさだったり、そういうのを感じてもらえたら、いろんな価値観とかが変わるじゃないですか。そういうのが生まれたら」と期待した。
チームが変わっても“第2の故郷”への思い入れは強い。ルーキーイヤーの07~13年、メジャーから日本球界復帰を決めた21~24年に楽天に在籍。仙台は計11年過ごした場所だけに「東北に育ててもらったので、所属するチームが変わっても、これからも自分にできることはいろいろできれば」と思い描いた。
来季は仙台のマウンドに上がる可能性がある。26年の交流戦、巨人-楽天は楽天モバイルパーク宮城で行われる予定。仙台で白星を飾れば23年8月26日ソフトバンク戦以来、約3年ぶりとなる。「ジャイアンツも交流戦がありますので、見てもらえたら」。次は闘う姿で、子どもたちに夢と希望を与える。【水谷京裕】