「浜名湖賞・G1」(8日、浜名湖) 2号艇の原田幸哉(50)=長崎・76期・A1=が、3カドまくりで大会初優勝。G1は…

 「浜名湖賞・G1」(8日、浜名湖)

 2号艇の原田幸哉(50)=長崎・76期・A1=が、3カドまくりで大会初優勝。G1は、昨年4月の大村周年以来となる通算20回目の優勝。優勝賞金1200万円を上積みして、賞金ランキングは一気に13位まで浮上した。2着には6号艇の上田龍星、3着に1号艇の茅原悠紀が入った。

 ファイナルも原田のエース機パワーがさく裂した。レース前のS特訓から3カドで練習を行い、展示、本番とも3カドを選択。「3、4号艇ともうまく意思疎通できた」とイメージ通りの進入から、コンマ14のトップSを放ってまくり一撃。完璧なレース運びでタイトルをつかんだ。

 序盤こそ半信半疑だったが「2日目になってすごいエンジンだと気付いた」と、浜名湖が誇る30号機のポテンシャルを実感。8走中6走で0台S、5勝中4勝がまくりでの白星だった。特に終盤戦に入った準優勝戦で4カドまくり、優勝戦では3カドまくりと、圧倒的な機力の違いを見せつけての優勝だった。

 これで目標だった年末のSG・グランプリ(12月16~21日・住之江)出場が視野に入っただけでなく、来年のSG・ボートレースクラシック(26年3月24~29日・蒲郡)の権利も獲得。「それはすごくでかい。地元の大村で行われる来年のグランプリ(26年12月15~20日)のためにもクラシックから出たかった」と青写真通りの展開に満面の笑みを浮かべた。最大目標であるグランプリ制覇へ向けては「ここから集中力を高めていきたい」と気を引き締めた。