巨人は8日、秋季キャンプが第3クール2日目を迎え、東京・稲城市のジャイアンツタウンスタジアムで初の紅白戦が行われた。選手…

巨人は8日、秋季キャンプが第3クール2日目を迎え、東京・稲城市のジャイアンツタウンスタジアムで初の紅白戦が行われた。

選手交代自由、7回制で行われた試合は、ロースコアの展開となった。紅組の先発西舘勇陽投手(23)、白組の先発森田駿哉投手(28)が、ともに2回無失点の好投。その他に菊地、泉、横川、堀田、宮原ら1軍定着へ期待がかかる投手が続々と登板し、アピールした。

一方打線は好機で安打が出ず、7回まで適時打はなし。その中で、サインプレーを交えた攻撃が光った。紅組は、3回2死一、三塁で重盗を試みた。一塁走者・佐々木がスタートを切ると、捕手が二塁へ送球する間に三塁走者・門脇が生還。白組は、3回1死一、三塁から、エンドランを試み、遊ゴロの間に得点を挙げた。試合を通じ計7盗塁と機動力が際立った。

試合は3-1で紅組が勝利。ネット裏から試合を見つめた阿部慎之助監督(46)は「いろんな作戦はしてましたけど、いいところもあったし、反省すべきところも多くあった。(投手陣は)せっかく味方と対戦してるわけだから、打者がどう見えたかっていうのを大事にしてほしい」と振り返った。