「阪神秋季キャンプ」(8日、安芸) 前川右京外野手が合流即、快音を連発。午後のフリー打撃で51スイング中、場外弾2発を…
「阪神秋季キャンプ」(8日、安芸)
前川右京外野手が合流即、快音を連発。午後のフリー打撃で51スイング中、場外弾2発を含む3本の柵越えを放ち、満員のスタンドからは拍手が送られた。
レギュラー定着が期待された今季は69試合の出場で打率・246、1本塁打、15打点。来季へ向けて、「今年やったことはやめて、昨年と同じようなバットの軌道に戻したい」と、24年の打撃フォームで勝負すると意気込んでいる。
報道陣に対応した藤川監督も、前川について言及。10月頃に現役時代の先輩で元監督・金本知憲氏に連絡を入れたというが「『前川をまた春に見ていただけませんか』と言ったら、『前川はすごく難しい』とおっしゃった」という。
続けて、「『前川はもともと持っている特徴がある選手だから指導が難しい選手だ』と。『ああ、やっぱりな、見えているんだな』と。金本さんは監督も経験していますから、ポンと言って教えていいようなタイプの選手じゃないというような言い方を、電話一本でおっしゃっていましたから。やっぱり分かる人は分かるんだなと。監督、現場経験しているんで」と語り、金本氏とのやり取りで共感できる部分があったことを明かした。
「もっともっと技術力を上げていくのならいいんですけど、前川というのは能力自体はものすごく高い選手というので、やっぱり和田ヘッドもみんな思っているところですから」と素材としての評価や期待の大きさは変わらず。来季へ向けて、「今、やり直しでしょう。本人がやり直しって言ってますから。それがどこからなのか分からないですけど、打撃の部分のコーチたちともう一度やり直すというところしかないんじゃないですかね」と、見守っていく考えを示した。