<スペインリーグ:エルチェ1-1Rソシエダード>◇7日(日本時間8日)◇第12節◇エスタディオ・マヌエル・マルティネス・…

<スペインリーグ:エルチェ1-1Rソシエダード>◇7日(日本時間8日)◇第12節◇エスタディオ・マヌエル・マルティネス・バレーロ

【エルチェ(スペイン)=高橋智行】日本代表MF久保建英(24)の所属するレアル・ソシエダードは、敵地でエルチェと1-1で引き分けた。6試合ぶりに先発復帰した久保は後半19分までプレーした。

後半12分に失点を許すも、終盤にPKからエースFWオヤルサバルが決めて追いついた。

セルヒオ・フランシスコ監督は「互角の試合だったと思うが、前半はプレスに苦しんだ」としつつ「私は途中出場の選手たちのパフォーマンスがとても良かったということを伝えたい。彼らは我々に、同点にできるというエネルギーや推進力、アグレッシブさをもたらせてくれた。PKによる得点だったが、引き分けに持ち込むことができた。我々はアウェー初勝利を成し遂げたいという思いで臨んだが、それはかなわなかった。しかし、アウェーで勝ち点1を獲得できることは常に良いことだ」と振り返った。

PK獲得の大仕事をやってのけたFWサディクについて「彼は誰もが知っている選手だ。相手がディフェンスラインの背後にスペースを残した場合、彼の身長やスピードゆえにマークするのが非常に難しい」と投入の意図を説明。「相手と衝突し、スペースへ走り込み、反対側でアルバロ(ロドリゲス)が我々に対して生み出していた不安を相手に与えるためだ。サディクは良くやってくれたし、パブロ(マリン)、アイエン(ムニョス)、ザハリャン、スチッチも非常に良いプレーを見せてくれた」と選手たちに賛辞を贈った。

チームはこれで4戦無敗。第8節までに5敗を喫するなどスタートダッシュに失敗していたが、徐々に調子を取り戻しつつある。