来季19年目を迎える日本ハム宮西尚生投手(40)、同18年目の中島卓也内野手(34)、同10年目の玉井大翔投手(33)が…

来季19年目を迎える日本ハム宮西尚生投手(40)、同18年目の中島卓也内野手(34)、同10年目の玉井大翔投手(33)が7日、いずれも保有しているFA権(玉井は国内FA権、ほか2人は海外FA権)を行使せず残留することを表明した。人気、実力ともにトップレベルのベテラン3選手が、就任5年目となる新庄剛志監督(53)の力となり、16年以来10年ぶりのリーグ優勝、日本一を目指すチームを支えていく。

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鉄人宮西が来季もチームのために腕を振るう。この日、球団側から来季契約の提示を受けて合意した。今季は31試合で1勝1敗、12ホールド、防御率3・20。納得いくシーズンではなかったが「引き際との葛藤や思いの丈を話したら、球団は『戦力としてしっかり契約しているから』というところを大前提に話をしてくれた」と感謝した。

9月にはNPB史上4人目の通算900試合登板を記録したブルペンの精神的支柱。CS前に登録を抹消されたが、その後も1軍に同行した。「いろんな経験させてあげるっていうようなものだと自分は感じてた。本当にいい勉強になりました。来季に生きてくるっていう風に思ってますし、生かさないといけない」と誓った。

この日の球団との話し合いで「死ぬまで(現役)って言われた」と言う。その上で今後については「ここまで来たら肘がぶっ壊れるまでかな。そこまでいけたら最高なんじゃないかな。しっかり散りたいよね」と持論を口にした。