◇日米女子ツアー◇TOTOジャパンクラシック 2日目(7日)◇瀬田GC 北コース (滋賀)◇6616yd(パー72)◇晴…

鈴木愛はキャリアワーストの5試合連続予選落ちから復帰戦

◇日米女子ツアー◇TOTOジャパンクラシック 2日目(7日)◇瀬田GC 北コース (滋賀)◇6616yd(パー72)◇晴れ(観衆3029人)

ツアー通算21勝の鈴木愛は、2週前「マスターズGCレディース」でキャリアワーストとなる5試合連続の予選落ちを喫した。「こんなに予選通らないことがあるんだ…」。にっちもさっちもいかず、試合に未エントリーだった前週はクラブを握るのをやめた。

全てのクラブが不調だったという

発端は9月「ミヤギテレビ杯ダンロップ」。10位スタートから2日目に「79」をたたいて決勝ラウンドに進めなかった。6カ月ぶりの出来事に「予選で落ちることなんてあるんだ」と感じたほどだったが、そこから週末が遠くなる。「もう上位を狙うではなく、カットラインに照準を合わせたゴルフをやっている感じになっていた」と次第にプレーも縮こまり、丸1カ月ものあいだ予選落ちが続いた。

これまでは連続の予選落ちは3試合まででとどめていた。「バーディを獲らなきゃとカップばかり気にしてミスをして…という悪循環に。いま思えばもうちょっと気楽にやればよかったという気持ちだけど、追い込まれすぎて余裕はなかった」と振り返る。

前週はとにかくリフレッシュ。おかげで「打ち方忘れた」

ゴルフから離れた前週は人気アイドルグループ「なにわ男子」のコンサートやディズニーに行ったり、ショッピング、ゲームをしたりとリフレッシュにあてた。再びクラブを握ったのは開幕3日前の月曜日のこと。「打ち方、忘れました」と言うが、肩の力が抜けて、かえって好プレーにつながっている。

久々の週末へ

7位スタートのこの日は開始1番(パー5)で59ydから“ダンクイーグル”を披露するなど、1イーグル5バーディ、2ボギーの「67」で回った。首位と2打差の9アンダー4位で折り返した。

今週は“秘密兵器”もある。完全優勝で制した2019年大会で使っていたパターを引っ張りだしてきた。「4日間やるのもすごく久しぶりなので、体力が持つかがちょっと心配。あまり結果を気にせず、今週はちょっと気楽に。楽しんであと2日間やれたら」と久々の週末に視線を向けた。(滋賀県大津市/石井操)