巨人育成ドラフト5位指名のオイシックス知念大成外野手(25)が7日、東京・稲城市のジャイアンツタウンで行われている秋季キ…

巨人育成ドラフト5位指名のオイシックス知念大成外野手(25)が7日、東京・稲城市のジャイアンツタウンで行われている秋季キャンプに参加した。

10月のドラフト会議で指名を受けた25歳はオイシックスのユニホームを着用し、入団前に異例の合流。山瀬とともにキャッチボールを行うと、シートノックでは左翼の守備に就いた。また、フリー打撃では器用な打撃を見せた。バスター打法を交えながら低く速い打球を飛ばし、コンタクト力の高さをアピールすると、今度は力強いスイングで柵越えの当たりを見せ、スタンドを沸かせた。

ロングティーでは阿部慎之助監督(46)から下半身の動きについて指導を受けると、最後は足をつりその場に倒れ込んだ。「これがプロなんだなと。まだまだ足りないと言われたので、こんな練習で倒れないようにもっと準備して鍛えていきたい」と成長を誓った。

午後からは川崎市のジャイアンツ球場へ移動し、打撃、守備練習に励んだ。8時間に及ぶ合流初日を終えると、「きついです」と正座で取材に応じた。「(初日の)緊迫した状況で、いい体験ができた。今日の気持ちを5年後、10年後も持ち続けて、必死にやっていけたら」と振り返った。

阿部監督は「(練習を)これぐらいやるんだっていうのもわかったと思う。プレースタイルは、うちにはいないようなタイプ。戦力になってくれることを願ってます」と期待を込めた。知念は、8日以降もキャンプに参加する予定だ。