「フィギュアスケート・NHK杯」(7日、東和薬品ラクタブドーム) アイスダンスのリズムダンス(RD)は「うたまさ」ペア…

 「フィギュアスケート・NHK杯」(7日、東和薬品ラクタブドーム)

 アイスダンスのリズムダンス(RD)は「うたまさ」ペアこと吉田唄菜(22)、森田真沙也(21)組=木下アカデミー=が69・61点で8位スタートとなった。

 吉田は「普通に近い演技ができて安心した」と振り返った。大会に至るまで次々にトラブルに直面し、拠点のカナダから帰国の際、ロストバゲージ(荷物が届かなくなること)があったと明かした。「帰国後4日間滑れず、きょう1週間ぶりにRDの曲で滑った。それに私も昨日の(公式練習で他の組と接触する)アクシデントから腰が痛くて。本番はアドレナリンが出て痛くなかったが、その中で2人で力を合わせて滑れた」と話した。

 今月1日にカナダを出発して2日に日本に着いたが「早めに練習できるようにと帰ってきたのに、2人の荷物全部がバンクーバーへ行ってしまっていた。日本に届いたのは水曜の公式練習。その中でも2人で陸上練習や細かい確認ができた」と前向きに捉えた。森田も「何があっても動じず、パートナーを支えるのもアイスダンスで大切なことと教わっていたので、それができた」と話した。

 アイスダンスの日本勢は今月の西日本選手権で優勝した櫛田育良、島田高志郎組や同3位の紀平梨花、西山真瑚組ら新ペアが次々と結成した。森田は「盛り上がっているので、自分たちも負けないようにフレッシュにやっていきたい」と気合を込めた。