「オールタイガース」で阪神史上初のセ・リーグ連覇を目指す。阪神が6日、和田豊氏(63)のヘッドコーチ就任を発表。和田氏は…
「オールタイガース」で阪神史上初のセ・リーグ連覇を目指す。阪神が6日、和田豊氏(63)のヘッドコーチ就任を発表。和田氏は12~15年に阪神の1軍監督も務めており、退任後に同一球団のヘッドコーチに就任するのは球界でも異例だ。今季の同職は空位で、藤本敦士総合コーチ(48)を置き、各ポジションのチーフコーチ制を敷いていた。来季はそこに和田ヘッドが加わる盤石体制で、藤川球児監督(45)の就任2年目を後押しする。
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阪神竹内球団本部副本部長が兵庫・西宮市内で和田ヘッド誕生のいきさつを語った。「(藤川)監督から連覇というところの相談を受け、経験値がたくさんあってチームを大所高所から見ていただける」。今年は藤本総合コーチが補佐役を担い、優勝。さらに連覇という目標に向かって組織のいっそうの充実を藤川監督が求め、チームを熟知する人材が身内にいたことが決め手になった。
◆監督経験者のヘッドコーチ 最近では伊東勤が04~07年に西武、13~17年にロッテを指揮し、19~21年に中日ヘッド、森脇浩司が13~15年オリックス監督、22年ロッテでヘッド、平石洋介が19年楽天監督、23、24年に西武ヘッドを担当したケースがある。監督を務めた球団に復帰したのは、広島の三村敏之(94~98年監督→04、05年ヘッド)や、阪神では金田正泰(60、61年監督→72年ヘッド)がいる。