パ・リーグは6日、26年の公式戦日程を発表し、日本ハムは今季優勝を争ったソフトバンクと、3月27日に開幕戦(みずほペイペ…
パ・リーグは6日、26年の公式戦日程を発表し、日本ハムは今季優勝を争ったソフトバンクと、3月27日に開幕戦(みずほペイペイドーム)を戦うことが決まった。CSファイナルSでも2試合に登板した達孝太投手(21)は、「平均100マイル(約160キロ)、最速105マイル(約170キロ)」の高い目標を設定。武田久投手コーチ(47)の指南を受けてシュートも磨き、打倒王者へ準備を進める。
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達が、相手がソフトバンクに決まった開幕カードを見据えた。CSファイナルSでは初戦と第6戦に先発し、2戦で自責点1、防御率0・77。「チームは敗れましたけど僕はホークス相手に、いい形で終われた。最後(チームは)3連敗で終わっている。ホークス戦に投げたい」と意気込んだ。
測定データから、効果的に体を回旋できていると確認している。「今後球速アップも見込めるんじゃないですかね。回旋速度イコール球速なので。アベレージで100マイル、マックス105マイルぐらいでいきたい」と言い切った。
新たな取り組みも始めた。エスコンフィールドでの秋季キャンプ第2クール2日目のこの日は、ブルペンで約50球の投球練習。シーズン中にほとんど投じないシュートをメインにチェックした。“名手”武田コーチから「そんなに狙いすぎずベルト付近を」と助言を受け「いい感じ。右打者のインコースに投げると投球の幅も広がる」と、手応えを口にした。
今季はドジャース大谷を超えるNPB記録のデビューからの先発7連勝を果たすなど、計8勝を挙げブレークした。いきなり開幕からソフトバンクと激突する来季へ向け、「(伊藤)大海さんの後ろに(勝利数で)ベタ付きして最後に抜きたい」。10年ぶりのリーグ優勝、日本一と同時に、投手としての頂上も狙う。【永野高輔】