ノルディックスキー複合男子で五輪3大会連続メダルの渡部暁斗(37=北野建設)が、いつも通りのシーズン開幕に備える。6日、…

ノルディックスキー複合男子で五輪3大会連続メダルの渡部暁斗(37=北野建設)が、いつも通りのシーズン開幕に備える。

6日、欧州への出国前に羽田空港で取材対応。今季限りでの現役引退を表明しており、ラストシーズンに臨むが「大きな違いはない。冬が始まるのがすごく楽しみなのはいつも変わらない。引退を公表してスッキリしている。すごく元気で、若い時みたいな感じで、エネルギーに満ちている感じで出発できそう」と思いを明かした。

来年2月のミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)に出場すれば、6大会連続となる。14年ソチ、18年平昌では個人ノーマルヒルで2大会連続銀、22年北京では個人ラージヒルと団体で銅を獲得している。開幕まで3カ月となったが「五輪はそこまで直前ってわけでもない。そもそも代表にまだ選ばれてないので」と冷静だった。

イタリアのイメージについては「辛いレースの思い出ばっかり。でもその割に結果が出る。相性はいい」と口にした。「土地が肌に合ってる感じ。気質がイタリア人。前世イタリア人」と笑顔を見せた。

五輪でのメダル獲得を目標に掲げるが「開幕戦からいいスタートを切りたい。そこに向けて最善を尽くしたい」と意気込んだ。