<東京女子プロレス:新宿大会「TJPW Autumn Victory in SHINJUKU vol.2」>1日◇東京・…

<東京女子プロレス:新宿大会「TJPW Autumn Victory in SHINJUKU vol.2」>1日◇東京・新宿FACE

第3試合でアイアンマンヘビーメタル級王座戦が行われ、第1779代王者の辰巳リカが7分2秒、胴絞めドラゴンスリーパーで挑戦者原宿ぽむからタップを奪って防衛に成功した。

ぽむがまさかの作戦を敢行した。ゴングが鳴る前にリカに向かって「やるの嫌なんですよね? じゃあ今日の試合、やめましょ。リカさんにはかなわないし、休憩の時間にしましょう」と提案。リカも「じゃあ皆さん、すいません」と観客に謝ってから、2人でリングを降りてしまった。

しかしぽむがこっそり戻り、レフェリーに開始のゴングを鳴らさせ、場外カウントを要求した。15、16、17…とカウントは進み、あと少しでぽむの勝利となるところで、リカがカウント19でリングに復帰。難を逃れた。

その後、リカは「しょうがない、勝つしかない」と気持ちを切り替えて、コーナーでぽむを踏みつけた。しかしぽむは場外に逃げて「こっち来い、こっち来い」と挑発した。

リカは追いかけるが、ぽむは観戦していた甲田哲也代表を人質にとって「こいつがどうなってもいいのか!」と脅迫。リカは「どうなってもいいよ!」と叫んで、ぽむの首を両手で絞め上げた。

すると怒りの甲田代表がリカの背後からスリーパー。リカは肘打ちを食らわせて何とか逃れ、今度は甲田代表の首を絞めて痛めつけた。

その後、リカとぽむはリングに復帰。ぽむがセカンドロープからミサイルキックを見舞い、さらに、ぽむ・ど・じゃすてぃす(ギロチン・ドロップ)を狙ったが、リカがかわして丸め込んでカウント2。さらに丸め込みの応酬の後、リカがぽむ・ど・じゃすてぃすをキャッチしてドラゴンバックブリーカー。スリーパーからドラゴンスリーパーへ移行し、胴絞め式で完全に動けなくしてタップを奪った。

リカは試合後「原宿ぽむ! アイツやっぱり何か仕組んでやがったな! ふざけんなよ! 怪しいと思ったんだよな。休憩しようとか言い出すから。でも無事にアイアンマンちゃん、守り抜いたのでよかったー! お帰り~!」と歓喜の表情。

続けて「個人的には大田区のリベンジも果たせたと思うので、もうこれでスッキリ帰れます。だけど、甲田哲也! 何してんだよ! 私を絞めやがって! 許さん! 一生許さないから覚えておけ! これは絶対、絶対ずーっと防衛する!」と永久防衛を宣言して去っていった。