第102回箱根駅伝予選会は18日、東京・立川市で行われる。暑熱対策のため、号砲は例年より約1時間早い午前8時半。関東地区…

第102回箱根駅伝予選会は18日、東京・立川市で行われる。暑熱対策のため、号砲は例年より約1時間早い午前8時半。関東地区の42校が出場し、1月2、3日の本大会の出場切符つかむ10校はどこか。激戦必至のレースで「トップ争い」が予想される注目選手を紹介する。

個人トップ争いは今回も留学生が中心となる。

前回予選会トップでゴールした日大のシャドラック・キップケメイ(3年=イリギダディ)は今大会も有力候補だ。

5月の全日本大学駅伝関東地区選考会(1万メートル)では東京国際大のリチャード・エティーリ(3年)と先頭争いを繰り広げて2位。6月の日本インカレ1万メートルでも優勝した。

前回予選会2位の山梨学院大のブライアン・キピエゴ(3年=カプカテット)、1年生ながら同3位に入り、専大の総合2位通過に貢献したダンカン・マイナ(2年=専大玉名)もいる。

日本人トップは、1万メートルの好ランナーやハーフで実績ある選手が争う。

順大の吉岡大翔(3年=佐久長聖)は全日本駅伝選考会で1万メートルの自己ベスト28分22秒04をマークし、日本人2位の全体6位に食い込むなど今季好調だ。

自己記録で比較するなら、日本人学生歴代トップの27分21秒52を持つ東農大の前田和摩(3年=報徳学園)も外せない。

ハーフマラソンの実力者も先頭集団をけん引する。

立大の馬場賢人(4年=大牟田)は前回の箱根予選で日本人下級生ではトップ15位と実績十分。今年2月の日本学生ハーフでは日本人学生歴代3位の1時間0分26秒をマークした。

昨年にU20(20歳未満)日本記録の1時間1分38秒をマークした大東大の棟方一楽(3年=弘前実)も面白い。

予選会は東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園までのハーフマラソン(21・0975キロ)のコースで実施。各校最大12人の出走者のうち、上位10人の合計タイムを争われる。本年度から連合チームの編成方法も変更となり、敗退した上位10校(11~20位)に1枠ずつ、それ以外の大学から予選会の個人上位6人(各校1人)が選出される。