◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント ◇東名CC(静岡)◇6435yd(パー72)米国女子ツアー参戦…

新作のヘッドとシャフトのドライバーを投入した古江彩佳

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント ◇東名CC(静岡)◇6435yd(パー72)

米国女子ツアー参戦4年目の古江彩佳は今季、3度のトップ10など安定した成績を残すものの、メジャー「アムンディ エビアン選手権」を制した昨季に比べて物足りないシーズンを送っている。そんな古江のバッグをチェックすると、ブリヂストンの新作ドライバー「BX2HT」が収まっていた。

2025モデルのヘッドとシャフト

ブリヂストンのツアーレップによれば、7月に米国でテストを開始、初めから感触が良く、8月初旬のメジャー最終戦「AIG女子オープン(全英女子)」終了後に投入を決めた。今季、左へのミスが気になっていた古江にとって「新作は弾きがある分直進性の向上に期待できる」(同レップ)ことがスイッチを後押ししたという。古江本人も「(同じクラブを)長く使っていると、その間にスイングや感覚が変わってきて悩みも少し出てくる。クラブを新調することでそれが解決できることを期待しています」と話す。実際に飛距離は5~7yd伸び、持ち球のドローはもちろんフェード、ストレートボールも打ちやすいらしい。

ドライバーのヒール部に2g未満の鉛が貼られる

フェアウェイウッドに変更はなく、ユーティリティは5番が「B3MAX」から4番と同じ「B2HT」に替わった。 アイアンは、ソールの当たり方が古江の打ち方と米国の芝に合っているので継続使用中。58度のウェッジはブリヂストン「B-Limited BITING SPIN フルミルド」。フェースはレースエンジン開発メーカー「無限」が研磨しており、抜群のスピン性能を誇る。10万円を超える価格で市販されているが、古江は1カ月半程度で新調する。

5UはB2HT

ボールも長らく愛用するブリヂストン「TOUR B XS」。こちらも抜群のスピン量を誇ることで有名だが、ツアープロの間では兄弟モデル「TOUR B X」の使用者が圧倒的に多い。タイガー・ウッズもエースはXSだが飛距離が欲しいときにはXを使用する。

このあたりを古江に聞いてみると、「どのショットでも、少しでもスピンをかけたいのでXSを使っています。ドライバーで5yd遠くに飛ばすより、ショット全体のスピン量を増やしたいです。また、アプローチやパターでは弾くよりもやわらかい感触のほうが、イメージが出るというのもあります」と教えてくれた。「スピンを減らすのは自分でいくらでもできるが、増やす際は道具に頼る」と語るウッズと共通する感性なのかもしれない。

<古江彩佳のクラブセッティング>

最新セッティング

ドライバー:ブリヂストン BX2HT(9.5度)
シャフト:藤倉コンポジット SPEEDER NX GOLD(重さ50g台、硬さS、45.25インチ)

フェアウェイウッド:ブリヂストン JGR(3番15度)、ブリヂストン B2HT(7番21度)
シャフト:藤倉コンポジット SPEEDER NX GREEN(3W/重さ50g台、硬さS、43インチ) 藤倉コンポジット SPEEDER NX BLACK(7W/重さ50g台、硬さS、42インチ)

ユーティリティ:ブリヂストン B2HT ハイブリッドユーティリティ(4番22度、5番25度)、ピン G430ハイブリッド(6番30度)
シャフト:藤倉コンポジット MCH(4U、5U、6U 重さ60g台、硬さS)

アイアン:ブリヂストン 221CB(7番~PW)
シャフト:藤倉コンポジット TR PROTO(重さ80g台、硬さS)

ウェッジ:ブリヂストン BITING SPIN(50度、54度)、ブリヂストン B-Limited BITING SPIN フルミルド(58度)
シャフト:藤倉コンポジット MCI SOLID(重さ80g台)

パター:テーラーメイド スパイダーツアーZ ダブルベンド

ボール:ブリヂストン TOUR B XS(2024年)

長らく使う3W 7WはB2HT UTはブリヂストン2本、ピン1本 221CBは米国の芝とも好相性 「無限」による超精密ミゾ加工が施されたB-Limitedウェッジ ウェッジは3本 スパイダーツアーZのソールには鉛がベッタリ スピン量が多くソフトな打感のツアーB XS