<フィギュアスケート:東日本学生選手権>◇12日◇東京・辰巳アイスアリーナ◇女子7・8級明治大4年の江川マリア(21)が…

<フィギュアスケート:東日本学生選手権>◇12日◇東京・辰巳アイスアリーナ◇女子7・8級

明治大4年の江川マリア(21)が、女子7・8級を制した。フリーのみで行われ、115・22点。終盤の3連続ジャンプが2連続になるなど細かいミスはあったものの、大きく崩れることなくまとめ「最低限のミスに抑えられたことは収穫になった」とうなずいた。

勝負をかける集大成のシーズンだ。今季はショートプログラム(SP)、フリーともに、連続3回転を従来の連続トーループからより技術点の高いフリップ-トーループに変更。昨季の全日本選手権で20位にとどまったことで、「安定も大事だけど、新しいこともやっていかないといけない」と挑戦心に火が付いた。この日も同ジャンプで1点以上の加点を付けており、「目に見える成長を求めて、オフシーズンから力を入れてきた。その成果が出たかな」と自信を深めた。

全本選手権(12月、東京)の切符を懸けた東日本選手権は、今月23~26日に茨城のひたちなか市で行われる。全日本の出場枠はわずか3で、「聞いただけで緊張して息苦しくなってしまう」。3年連続出場中の江川にとってもプレッシャーのかかる舞台だが、「いつもの自分の演技ができたら大丈夫。いつも通りやっていきたい」と力を込めた。【勝部晃多】