ヤクルトは池山新監督の就任を正式に発表。チーム再建へ挑む(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext ヤクル…

ヤクルトは池山新監督の就任を正式に発表。チーム再建へ挑む(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext

 ヤクルトは10月9日、来季の新監督として池山隆寛2軍監督の就任を正式発表した。10日に就任会見を行う。

 現役時代はヤクルト一筋19年間で通算304本塁打を放ち、「ブンブン丸」と呼ばれた豪快なスイングと、遊撃での華麗な守備でファンを魅了してきた池山新監督にチーム再建が託された。

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 林田哲哉代表取締役社長オーナー代行は、池山新監督の就任について「6年間にわたり2軍監督として若手の育成に尽力し、成長に導いてくれた。チームの再建、底上げを託す人材として適任であると判断しお願いしました」と、コメントしている。

 主砲の村上宗隆が今オフにポスティングシステムを利用してのメジャーリーグ挑戦を表明している中で、チームの主軸となる選手の育成が求められる。さらに、チーム防御率3.59はリーグワーストで、投手陣の再建も急務だ。

 課題は山積みだが、2002年に現役引退後は楽天、ヤクルトでコーチや2軍監督を経験してきた。2020年からヤクルトの2軍監督を務め、未来を担う若い選手の育成に尽力してきた。今季は赤羽由紘、伊藤琉偉、北村恵吾らが1軍で飛躍を遂げた。

 入団当初の山田哲人にも打撃指導を行い、3度のトリプルスリーを達成する礎を築いたのも池山新監督だ。多くの若手を育ててきた経験と実績で、新たなスワローズをつくり上げる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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