親が子どもの危機を排除すると、子ども自身の危機を察知・解決する力が身につかないhttp://www.sakaiku.jp/column/thought/2016/011647.htmlジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド市原・千葉)…

親が子どもの危機を排除すると、子ども自身の危機を察知・解決する力が身につかない
http://www.sakaiku.jp/column/thought/2016/011647.html


ジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド市原・千葉)のGM時代、後に日本代表監督も務めることになったイビチャ・オシムさんを日本へ招聘している祖母井秀隆さんは、少年サッカーにも精通しています。オシムさんの指導や考えに触れる中で祖母井さんが感じた少年サッカーの現場に必要なこと、サッカー少年のために親にできることとは?(取材・文 小澤一郎)


■子どもが“指示待ち”ではなく、“先取り”する習慣を身につけるためには

2014シーズン終了後に京都サンガF.C.のGMを退任した祖母井さんは現在、淑徳大学の客員教授としてサッカーの授業を担当したり、子ども向けのスポーツ教室を開催するなど再びサッカー指導の現場にも立つようになっています。祖母井さんのサッカー指導や教育観にはオシムさんの先取り指導に近い、子どもや選手の自立を促す方法論と明確な考えがあります。一方、その背後には今の日本の教育や社会への危惧も見え隠れします。

「わたしがスポーツ教室をやっているのは子どもの自立を促すためです。なんでも自分たちにチャレンジしてもらいたいのですが、実際には子どもたちは『お父さん』、『お母さん』とすぐに親の顔色を伺い親のいる方へと行ってしまいます。残念ながら今の日本は、子どもが日常生活で必要なことを学び取れないような社会、環境です。例えば、『靴ひもを結べるようになりましょう』と言って教えても、実際に売っている子ども用の靴はマジックテープのものばかりです。わたしは今、幼稚園経営にも関わっていますが、私のところはモンテッソーリ教育で日常生活に必要な靴紐の結び方、服の着方、脱ぎ方、歯磨きなどはすべて自分でできるように鍛えています」


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