ATP公式サイトは、「スイス・インドア」(10月23日~10月29日/スイス・バーゼル/室内ハードコート)の準々決勝で、ロジャー・フェデラー(スイス)がアドリアン・マナリノ(フランス)を4‐6、6‐1、6‐3で下した、と報じた。第1シードの…

ATP公式サイトは、「スイス・インドア」(10月23日~10月29日/スイス・バーゼル/室内ハードコート)の準々決勝で、ロジャー・フェデラー(スイス)がアドリアン・マナリノ(フランス)を4‐6、6‐1、6‐3で下した、と報じた。

第1シードのフェデラーは第3セット、ベースラインから素晴らしいバックハンドのハーフボレーでブレークポイントを守りきって流れを掴み、マナリノとの1時間43分に及ぶ試合を制した。

フェデラーにとって、13回目の決勝進出が懸かる次の試合の相手は、第3シードで「ATPファイナルズ」への出場が有望なダビド・ゴファン(ベルギー)である。

「今日は勝負の1日でした。どうにかしてレシーブゲームで戦う必要がありました。こういう試合は初めからリードし、試合を支配して勝利をものにする展開よりも喜びが大きかったりします」とフェデラーは話し、「実を言うと、こういう試合に勝つほうがいい場合もあるんです。試合に対応するのに本当に苦労しましたし、マナリノは本当に堅実で、実際第1セットは彼がものにしましたが、それに対応できたことがとても重要なことでした。」と、付け加えた。

肝心のブレークポイントをセーブした場面の心境についてフェデラーは以下のように説明している。「まず、あのようなショットを打つことが求められる状況にならない方がよいと思っていました。あの場面では、ショットが入って彼の手が届かないことを願いました。その後、自分のポイントにできたことを神に感謝しました。そして当たり前のことですが、そのゲームをどうにかキープするため、次のデュースポイントが非常に重要でした。そのプロセスは重要ではありません。どうプレーしても2つのブレークポイントをセーブする。ゲームを失うようなことは許されず、私は神経を集中して試合に挑み続け、やり切ることができました。」

フェデラーはゴファンとの対戦成績で5勝1敗とリードしており、過去の「スイス・インドア」でも2勝している。2014年の決勝では4ゲームしか落とさずに勝利し、翌年の準々決勝では6-3、3-6、6-1で勝利を収めた。(テニスデイリー編集部)

※写真は逆転勝利で準決勝進出を決めたフェデラー[スイス・インドア]

(Photo by David Emm/Action Plus via Getty Images)