卓球の「WTTチャンピオンズ横浜2025」は7日、神奈川県の横浜BUNTAIで女子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキ…

卓球の「WTTチャンピオンズ横浜2025」は7日、神奈川県の横浜BUNTAIで女子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング8位の伊藤美誠(スターツ)は同35位の黃怡樺(台湾)と対戦。ゲームカウント3ー0で勝利して2回戦進出を決めた。

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■W杯の再戦も3ゲームを取り切る

今年に入り各大会で好成績を残す伊藤が対したのは41歳のベテラン。今季ストレート勝ちを収めた「ITTF男女ワールドカップ」の再戦となったなか、「相手選手の対応は今回の方が良かったんじゃないかなと思う」と試合後振り返ったように、3ゲームすべてスコアは“11-9”。それでも、要所でスマッシュを沈めるなど随所でらしさを発揮し、ゲームを取り切った。

伊藤は試合後に「ここ最近やった選手だったので、サーブ、レシーブでは分かる部分があったので良かった」とイメージが持てていたと語り、「9-9とかになっても落ち着いて試合ができたんじゃないかなと思います」と僅差のなかでも慌てずに試合を進めたことを勝因に挙げた。

日本開催大会でも上位進出が期待される伊藤だが、今回のトーナメントでカギを握るのが中国選手への対応。2回戦では世界ランキング15位の石洵瑶と実力者と対することになるが、「石洵瑶選手は実力がある選手で、幼いころから私も戦ってきて、少し空いてこの前のアジアカップで対戦した」と勝利した直近の戦いに言及。「今回は対応がばっちりだと思うんですがそこは気にせず。それは当たり前のことなので、それを超えていけるような思い切りの良さが大事だなと思います」とポイントを語った。

今回の伊藤は準々決勝で戦う可能性があり、今年のW杯で敗れた21歳のサウスポー、蒯曼へのリベンジ勝利を掲げる。それでも、目の前の1試合(石洵瑶戦)が大事だと強調しながら、「次の試合が自分のなかで壁とは言いたくない。超えたいところです」とさらなる高みを見据えた。

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