全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は30日、レスリング男子やソフトテニス女子、ボクシングなどが行われた。 京…
全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は30日、レスリング男子やソフトテニス女子、ボクシングなどが行われた。
京都府勢は、レスリング男子65キロ級で京都八幡の■野大河選手が優勝し、ソフトテニス女子個人で京都光華の原綾那・西村ひよ選手組が準優勝した。(■は漢字1字の「ひばり」)
バスケットボールでは、男子の東山と女子の京都精華がいずれも準々決勝で敗れ、4強入りを逃した。バレー男子は東山が決勝トーナメント2回戦で敗れた。
「秋以降に向けて打ち切る力を」
男子バレーボールでは東山のエース岩田怜緯選手(2年)が、3連覇を狙う駿台学園(東京)との「名門対決」で奮闘した。
中学で日本一を経験し、年代別日本代表の主将にも選ばれた逸材。2022年に総体を初制覇した東山でも1年から主力を担ったが、昨夏は府大会で敗れ「高校の壁の高さを感じた」という。サーブやスパイクに磨きをかけ、自身初の総体に臨んだ。
2回戦ながら優勝候補同士の対決となり、多くの観客が見守った。高さを生かしたブロックに加え、「レシーブから流れをつかもう」とチーム一丸で競り合いに持ち込んだが、セット終盤の勝負どころで攻めきれず、ストレート負けを喫した。「相手が一枚上手だった」と淡々と振り返り、「秋以降に向け、もっとプレーの精度を高めて打ち切る力をつけたい」と前を向いた。