◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 初日(24日)◇ザ・クイーンズヒルGC (福岡)◇6503yd(パー72…
◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 初日(24日)◇ザ・クイーンズヒルGC (福岡)◇6503yd(パー72)
ツアー1勝の阿部未悠が、国内女子ツアーの選手で構成されるプレーヤーズ委員会の委員長を辞任した経緯について言及した。今年3月の『週刊文春』で既婚男性キャディとの不倫を報じられ、5月に日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)から厳重注意。今月22日に同職の辞任が発表された。
2024年にシード選手のひとりとして委員会(定員14人)のメンバーになった阿部は今季、他選手らからの打診を受け、小祝さくらから会長のバトンを引き継いだ。「選手にとっても良い大会になるよう運営とは違う立場で力になれればと思っていた」という。
報道の直後から辞任について「相談させていただいていた」ものの、正式決定のタイミングは約4カ月後だった。「選手の皆さんにもご迷惑をおかけしてしまった。途中で辞めることの方が迷惑をかけるかなという気持ちもあり続けていた感じでした」と説明。後任を3年前まで委員長を務めた青木瀬令奈に託したことを受け、「辞めたからゴルフに集中できるというのとはまた違う。それだとやっぱり自分勝手すぎる」と神妙な表情で語った。
今季はここまで17試合に出場しトップ10入りがない。「シンプルにゴルフの調子が上がらなくて…」とショット、パットの歯車がなかなか合わず、昨年4月の「富士フイルム・スタジオアリス」以来となる通算2勝目が遠い。この日は後半5番でイーグルを奪うなど「67」と奮闘。「ちょっとずつ噛み合って、良いスコアが出るラウンドが増えてきた。(シーズンは)あと半分あるので、仕上げられたらいいなと思います」と静かに口にした。(福岡県糸島市/桂川洋一)