◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 2日目(11日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504yd(パ…

竹田麗央が再びメジャーで優勝争いへ

◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 2日目(11日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504yd(パー71)

ショットもパットも、一つひとつのプレーが非常にスピーディーな竹田麗央が珍しく悩んでいた。最初のパー5だった前半7番で2オンを狙ったショットがグリーン奥へ。3打目のアプローチを前にボールのライを確認し、カップ周辺の傾斜を自分だけで見て、いつも通りの即断即決でプレーする…はずが、この時は2本のウェッジを手に少しだけ時間をかけた。

4つあるパー5で全てバーディ

「58度でロブショットを打つか、54度で土手に当てるかで迷っていたんです」と明かす。最終的には少し左足下がりだったライでボールを上げづらくなることを考慮し、54度をチョイス。土手に当ててクッションを利かせ、傾斜も手伝う転がりを1.5mのオーバーにとどめてバーディを奪った。

3月「ブルーベイLPGA」で優勝を飾り、シード獲得について心配する立場ではなくなっても、ルーキーとして出られる試合に積極的に出るスタンスは変えていない。毎週のように未知なるコースに挑み、「なかなか土手に当てるアプローチは(日本で打つ機会が)なかった。こっちに来て、その回数は増えたかなと思います」。積み重ねてきた経験が技術的な引き出しを増やすだけでなく、状況判断の面でも成長につながっている。

米ツアーで成長を続ける22歳

この7番を含めて4つあるパー5を取りこぼすことなく合計6バーディ。いずれも2打で届く距離で、9番と15番はそれぞれバンカーと花道から寄せて獲った。最終18番はピンまで213ydのセカンドを3UTで乗せた。池が絡む右手前だけは避けつつ、左か、奥の段でもOKと割り切ったフェードボールで悠々とグリーンを捉え、2パットのバーディで締めくくった。「もうちょっと左側を狙っていましたけど、すごくいいところに落ちました。パー5は(4つとも)しっかりマネジメント通りに行けた」とうなずく。

直近メジャー2試合の経験も生かす週末に

「67」で首位と4打差の通算6アンダー7位に浮上。初出場だった前年は初日「66」で10位スタートを切ってから徐々に順位を下げ、55位フィニッシュだった大会で週末の優勝争いを見据えるポジションにいる。「『全米女子オープン』の方はいい感じで最終日まで回れたんですけど、次の『全米女子プロ』はちょっと気負いすぎた感じもあった。それがすごくいい勉強になったので、それを生かせるように頑張りたい」。2位で終えた全米女子オープン、2位でターンしながら23位だった全米女子プロ。まだまだ記憶に新しいメジャーで優勝争いを演じた経験値こそ、残り2日間を自然体で戦い抜くマインドの礎となっている。(フランス・エビアン/亀山泰宏)