◇国内女子◇ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 初日(10日)◇真駒内CC空沼コース (北海道)◇6688yd…
◇国内女子◇ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 初日(10日)◇真駒内CC空沼コース (北海道)◇6688yd(パー72)◇晴れ(観衆1520人)
高低差のあるコースも軽快に進んだ。鈴木愛は3月の開幕戦から体重が6キロ減少。「暑いのは得意じゃないし、動きも悪くなる。得意じゃない分、キレも良くしたい」と理想を明かした。
2017年、19年の賞金女王も5月に31歳を迎えた。ツアーでは年下の選手が増え、ベテランと呼ばれることも多くなるにつれて、少しずつ体も変化し始めた。「食事面で年齢的に食べられる量も減ってきている。脂っこいのが好きじゃなくなった。お肉が大好きだけど、カルビやロースとかも今は2枚ぐらい食べたら…。今は脂っこくないタン塩とか食べるものも変わってきている」。そんな好みが変わった代わりに、飛距離はそのままに軽い足取りが手に入った。
前週のオープンウィークはトレーニングやリフレッシュに充て、2週ぶりの試合は「全体的に安定していた。ティショットも2回しかラフに入ってない」と好調を実感。フェアウェイキープ率85%(12/14)、パーオン率77%(14/18)だった。
152ydから6Iで1mにつけた前半4番でバーディ先行。6番(パー5)は2m、8番(パー3)も1mにつけてスコアを伸ばした。14番(パー3)では5mのパーパットを沈めてピンチを回避。5バーディ「67」で回り、トップと1打差の4位発進を決めた。
それでも、自己評価は厳しい。「自分が思っているよりも練習が足りず、若干不安が拭いきれてない。練習量が足りていたら自信を持ってできるんですが…。今週からまたしっかり練習できれば自信も戻って来る」と表情を引き締めた。
直近の国内5戦で3度のトップ5入りを決めているが、今季初優勝には届かず年間ポイントレースは18位。「そろそろいけそうな雰囲気はあるけど、やっぱり3日間、4日間を通してだと詰めの甘いところが出るので優勝に届いていない気がする。もうちょっとかみ合えばいけそうなところに来ている」。24年「Vポイント×ENEOS ゴルフ」以来となるツアー21勝目も近そうだ。(札幌市南区/玉木充)