競泳女子200メートルバタフライで23年世界選手権5位入賞、24年パリ五輪(オリンピック)代表の三井愛梨(21)が米カリ…

競泳女子200メートルバタフライで23年世界選手権5位入賞、24年パリ五輪(オリンピック)代表の三井愛梨(21)が米カリフォルニア大バークレー校(UCバークレー)に合格し、同校で強化を進めることになった。

3日、マネジメント会社が25年秋からの進学を発表。法政大は休学する。カリフォルニア大バークレー校は米国や世界を代表する名門大学として知られ、競泳でも強豪として位置付けられる。三井は「パリオリンピックを経験し、もっと世界で通用する選手になりたいという気持ちが強くなりました。競泳でも学業でも、自分をさらに高められる環境で新たな挑戦ができることに感謝しています。2028年ロサンゼルスオリンピックに向かって、アメリカでの経験をひとつひとつ大切に積み重ねていきたいです」と意気込んだ。

神奈川出身で、桐蔭学園高、法政大へと進んだ三井は、パリ五輪後にオーストラリアへ短期留学。かねて「水泳に対してもいろいろと吸収して成長したいと思っていますし、同時に将来のことを考えたり、人間としても成長したいと思っています。次のオリンピックに向けて、いろいろなチャレンジをしていきたいと考えています」と語り、28年ロサンゼルス五輪への道のりを見据えていた。

新天地のジョシュ・ヒューガー・アソシエイトヘッドコーチは「カリフォルニア大学バークレー校のベアーズファミリーに迎えることを大変うれしく思っています。彼女は日本だけでなく、世界でもトップクラスのスイマーの1人です! 今秋、キャンパスに迎え、ベアーズを代表して活躍してくれることを楽しみにしています」とコメントした。

◆三井愛梨(みつい・あいり)2004年(平16)6月12日、神奈川県生まれ。幼少期から新体操に取り組み、体力づくりのために始めた水泳で頭角を現す。横浜サクラを拠点とし、23年日本選手権女子200メートルバタフライで初優勝。自国開催となった同年の世界選手権(福岡)で5位入賞。24年パリ五輪は準決勝敗退。五輪後はオーストラリアへ短期留学。神奈川・桐蔭学園高-法政大。身長163センチ。