「グランドチャンピオン・SG」(24日開幕、戸田) この地のタイトルは誰にも渡さない。全国的にインが弱く、どのコースか…

 「グランドチャンピオン・SG」(24日開幕、戸田)

 この地のタイトルは誰にも渡さない。全国的にインが弱く、どのコースからでも1着が狙えることで有名な戸田。水面特性も調整方法も熟知している埼玉勢にとっては、間違いなく地の利があると言える。

 桐生順平(38)=埼玉・100期・A1=は、昨年10月のSG・ボートレースダービーを3コースまくりで優勝。地元では通算50回優出し、SG1回、G1は5回を含む20回優勝と実績は断然だ。相棒の64号機は5月に自身が乗っているエンジン。実績のない上に近況の動きもいまひとつ。「相場は分かっているのでそのまま乗った。普通かな。班での比較は分からなかった」と苦笑い。今年はSG1回、G1で4回を含む10回優出して一般戦をV3。今年も切れ味鋭いターンは健在だ。ある程度は底上げさせてくるはず。

 そのダービーで2着だった佐藤翼(埼玉)は39号機。中堅クラスの39号機を引き当てた。「ペラは少し叩いた。全体的にもう少し。体感も良くなかった」と少し渋い顔つきだった。