マイナー通算56試合で4勝4敗3S、防御率5.99 マーリンズ傘下3Aジャクソンビルは17日(日本時間18日)、コ・ウソ…
マイナー通算56試合で4勝4敗3S、防御率5.99
マーリンズ傘下3Aジャクソンビルは17日(日本時間18日)、コ・ウソク投手をリリースしたと発表した。韓国プロ野球(KBO)でセーブ王を獲得した“韓国最強守護神”は2年のメジャー契約で移籍しながら、昇格すらできずに“退団”。韓国メディアは「なぜ今」「突然……」と驚きと失意を隠しきれない。
コ・ウソクはKBO通算139セーブを誇る右腕で、2023年オフにポスティングシステムを利用して2年450万ドル(約7億円)でパドレス入り。しかし、韓国開催の開幕戦直前にマイナー降格すると、5月にはルイス・アラエス内野手のトレードでマーリンズに移籍した。
“弱小軍団”で昇格の機会を伺ったが、コールアップは叶わずにマイナー44試合登板で4勝3敗3セーブ、52回1/3を投げて防御率6.54、52奪三振。2年目の今季こそと気合十分でキャンプ入りするも、2月下旬に右手人差し指を骨折。1球も実戦で投げることなく、マイナーに戻ることになった。マイナー4階級で12試合を投げ防御率4.11と目立つものではないが、3Aの5登板では防御率1.59とまずまずだった。
そんな中で発表された3Aからのリリースに、韓国メディアも落胆している。「OSEN」は「チーム内年俸4位だったのに……一度も使わないで放出するなんて“コ・ウソクのミステリー” なぜ今?」として報道。「最近好調だったのにこの時期に意外だ」と首を傾げ、救援防御率メジャーワースト3位のチームは「様々なテストができる状況」と起用すらしないことに憤りを見せた。また、「スターニュース」も「コ・ウソクの放出はとても突然だ ブルペン最高年俸なのに……」として納得できない様子だった。
コ・ウソクが今後メジャー球団の選択肢を模索するかはまだ不明だが、KBOはポスティングシステムを使って海外挑戦をした場合、韓国球界復帰時には元所属チームに戻らなければならない規則がある。そのため、母国出戻りの場合はLGに復帰することになる。(Full-Count編集部)