【明治安田J1リーグ 第20節 FC東京VSセレッソ大阪 2025年6月14日(土)19:03キックオフ】 撮影/原壮史…

【明治安田J1リーグ 第20節 FC東京VSセレッソ大阪 2025年6月14日(土)19:03キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)

■「J1通算500試合出場」38歳らが全集中も…

 シーズン前半でなかなか結果が出ず、残留争いの当事者となってしまっているFC東京は、室屋成、キム・スンギュ、長倉幹樹、アレクサンダー・ショルツという大型補強を敢行。この試合では室屋が先発に名を連ねた。

 雨が降りしきる中、試合はいきなり動く。3分、セレッソ大阪のビルドアップを高い位置で奪うことに成功すると、マルセロ・ヒアンが先制ゴールを奪った。

 いきなりビハインドとなったセレッソは、ボールを保持して攻撃を展開。中央でもサイドでも狭いところを積極的に突いてゴールに近づいていく。

 それに対し、東京は中盤での入れ替わりからマルセロ・ヒアンの個に頼る形でカウンターを狙った。

 3連敗中の東京は、結果を得るべく、この試合でJ1通算500試合出場となった38歳の森重真人をはじめ、全員が集中したプレーで1-0を保っていたが、41分に同点ゴールを奪われ、1-1で後半を迎えることになった。

■「あと一歩が届かない」日本代表の新戦力

 後半も構図は変わらず。セレッソのサイドの個に手を焼きつつも、東京はしっかりとサイドで押し返して勝ち越しを狙う。

 71分に田中駿汰のゴールでセレッソが勝ち越したものの、81分にはマルセロ・ヒアンが再びゴールを決め、2-2に。

 終盤は、サッカー日本代表デビューを果たした俵積田晃太が途中出場。佐藤恵允らとともに、個を発揮してゴールに迫ったが、決定機は生まれたものの、あと1歩が届かず。

 連敗は止まったものの、引き分けという結末に、選手たちは悔しさをあらわにした。

 勝ち点1を獲得した東京は、降格圏を抜けて17位となったが、勝利を重ねて安全圏に達するまでの一喜一憂には、意味がない。

 結果を出すための試行錯誤は続く。

■試合結果

FC東京 2-2 セレッソ大阪

■得点

3分 マルセロ・ヒアン(東京)

42分 ラファエル・ハットン(セレッソ)

71分 田中駿汰(セレッソ)

81分 マルセロ・ヒアン(東京)

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