<ハンドボール・リーグH:豊田合成31-27ブレイヴキングス刈谷>◇男子プレーオフ決勝◇15日◇東京・代々木第一体育館豊…

<ハンドボール・リーグH:豊田合成31-27ブレイヴキングス刈谷>◇男子プレーオフ決勝◇15日◇東京・代々木第一体育館

豊田合成ブルーファルコン名古屋(レギュラーシーズン2位)がリーグH初代王者をつかみ、前身の日本リーグから5連覇を飾った。

ブレイヴキングス刈谷(同1位)を退け、田中茂監督(57)は「リーグH初代チャンピオンということですが、この後もずっと続く未来に向かって、いい1歩が踏めたと思います」と価値をかみしめた。

序盤は1-5と主導権を握られながら、引き離されることなく食らい付き、14-15で前半を折り返した。後半は22-21から4連続得点で流れを引き寄せ、GK中村匠(28)を中心とした守備も光った。最後尾で守りをけん引した中村は「素直に勝ててうれしいです。堅いディフェンスからの速攻につながったのが、チームとしてうまくいった。みんなが守ってくれた後に僕がいるだけ。ディフェンスが守った上で、僕が守る。それがハンドボールだと思います」とほほ笑んだ。

ブレイヴキングス刈谷は前回の決勝も、豊田合成に27-28と1点差で屈した。宿敵相手にリベンジを目指したが、及ばなかった。【松本航】