<新日本プロレス:大阪大会「DOMINION 6.15 in OSAKA-JO HALL」>◇15日◇大阪城ホール第3試…
<新日本プロレス:大阪大会「DOMINION 6.15 in OSAKA-JO HALL」>◇15日◇大阪城ホール
第3試合で「棚橋弘至ファイナルロード~継(つなぐ)」が行われ、社長の棚橋弘至(48)が上村優也(30)を下して貫禄を示した。
経験と意地がぶつかり合う熱戦は終盤、エルボー合戦へ突入。棚橋が渾身(こんしん)のエルボースマッシュで上村を吹き飛ばすと、上村も腕ひしぎ逆十字で棚橋の腕をとらえにかかる。しかしこれは棚橋も必死に耐えた。
だが直後に再び上村が腕ひしぎにトライ。棚橋の腕を伸ばしきったが、棚橋は技を極められながらも、そのまま上村にかぶさるようにしてフォール。9分30秒、わずかな隙を突いたこの“技あり”3カウントで勝利を収めた。
棚橋は試合後、上村について「気の強さ。その、俺がプロレス界を引っ張っていくんだという思い。そういうのはひしひし感じてる」と評価。その上で「けど、現状で満足しちゃいけない。常に上を見て。すごい上村は今、プロモーションも一生懸命やって。もっといろんな人にプロレスを知ってもらいたい、その想い、しっかり続けていくことで、いろんな方に伝わるから。すぐ伝わるものじゃない。僕は“3年後理論”といってます。3年後、新日本プロレス、ホントに楽しみじゃないですか」と期待した。
一方の上村は「こんな、あっさり負けるとは…。ああ、もう言葉が出ないです。まだまだ棚橋弘至、あんたに勝つまでは、引退させない。俺があんたを、リング上で超えるまでは、何度だってやってやる。これで終わりじゃない。必ず、チャンスをつかみ取って、俺が勝つまで。もう1回! 棚橋弘至、棚橋さん! もう1回シングル、やってください。まだまだ俺は、終わっちゃいない」と悔しがりながら再戦を希望した。