◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 初日(12日)◇ブライズフィールドCC(ミシガ…

古江彩佳は出遅れの100位スタート

◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 初日(12日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6611yd(パー72)

古江彩佳にとって、メジャー第3戦「全米女子プロゴルフ選手権」の“前哨戦”は苦しい出だしとなった。1バーディ、2ボギー「73」で回り1オーバー100位。5月にキャリア初の2戦連続予選落ちを喫し、前週「ショップライトLPGA」(4位)で復調の兆しを見せた直後の出遅れとなった。

一日を通してグリーン上で苦戦した

午前7時59分に出た初日、思ったよりグリーンを重く感じた。スタート前の練習は「振り心地のいいパッティングがどのくらい転がるのかを見て、そこから5yd、3yd、1yd…」といつも通り行った。しかし、いざティオフするとボールがカップに届かない。前半は湿度による変化を疑ったが、「後半になっても意外と重くて。なかなか打ち切れなかった」とグリーン上で苦戦を強いられた。

うねりの多い造りの練習グリーンに対し、コースではフラットな傾斜が多い。その違いに感覚を狂わせる原因があったと推測する。「あしたはロングパットを練習しないで、ショートパットを中心に練習しようかな」と作戦を練った。

2日目に巻き返しを図る

グリーン上での苦戦はショットにも影響した。83%(15/18)をマークしたパーオン率に対し、内容は「調子は良いはずなのに、リズムが取れなくてショットもバラバラに」と不満が残る。ピンそばにつけたいという焦りが、ティショットを左に曲げるミスにつながった。

今週のコースは隣接するホール間が狭い。前の組のプレーを待ちながら進行する形になり、古江の組は前半16番で競技委員からスロープレーによる「ワーニング(警告)」を受けた。一日を通じた流れの悪さも、仕切り直せば劇的に変わる可能性もある。午後0時59分から出る2日目に巻き返しを図る。(ミシガン州ベルモント/石井操)