◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 事前(10日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6611yd(パー72)ツアー6勝の畑岡奈紗は予選落ちをした「全米女子オープン」以来、2週ぶりの試合に臨む。前週…

全米女子オープン以来2週ぶりの試合

◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 事前(10日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6611yd(パー72)

ツアー6勝の畑岡奈紗は予選落ちをした「全米女子オープン」以来、2週ぶりの試合に臨む。前週は拠点を置くフロリダに戻り、ラウンドと練習の日々を送ったという。今季初戦となった2月「ファウンダーズカップ」後に訪れて以来の“自宅”で、溜まった疲れを癒した。

今シーズンは出場9試合でトップ10は2試合のみ。今季最高位の6位で終えた4月「JMイーグルLA選手権」まではいずれもトップ20以内に収めていたが、メジャー初戦の「シェブロン選手権」は52位。間には国内ツアー「サロンパスカップ」での11位があるが、5月「ブラックデザート選手権」、「全米女子-」と米ツアーでは2試合続けて予選落ちだった。「『あとはパッティングだけ』っていう感じだったけど、ここ最近は(ショット、パットと)かみ合わなくて」。年間ポイントレース(CMEグローブポイント)は37位。「うまくいっていない部分のほうが多い」と向き合った。

バッグを担ぐグレッグ・ジョンストン氏の元相棒、ジュリ・インクスター(真ん中)が登場。珍しい3ショット

本大会は2年ぶり7度目の出場。決勝ラウンドに進めなかったのは初出場の17年大会のみ。大会最高成績は2019年の2位で、最終日最終ホールでイーグルを奪って一気に順位を上げた。「いい印象もあれば悪いのもある」と過去6度の出場で様々な経験を積んで来た。例年は密集するラフを警戒してよりフェアウェイキープを意識したが、今年はそれに加えて「グリーンが結構硬い。最初のバウンドがすごい跳ねる」とグリーンを狙うショットでも慎重なプレーを心掛ける。

次戦に今季メジャー第3戦「全米女子プロ選手権」(テキサス州フィールズランチ イースト)を控えるタイミング。100yd以内からどれだけチャンスメークをできるか。そして、パーオンを外したホールでどうスコアメークにつなげるのかを“前哨戦”での課題に見据えた。「こういう時期があるのはしょうがない。今週からまたしっかりいい成績を残せるように頑張りたい」と力を込めた。(ミシガン州ベルモント/石井操)

最後はグータッチ 例年よりグリーンは硬い印象