【MLB】カージナルス 37 ドジャース(6月8日・日本時間9日/セントルイス)【映像】爽やかな笑顔でベンチに戻るカーシ…

【MLB】カージナルス 3—7 ドジャース(6月8日・日本時間9日/セントルイス)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でスタメン出場したカージナルス戦で、カーショーが今季5度目の先発登板。5回を投げ抜く粘投で、ついに待望の今季初勝利を掴んだ。
復帰後は4戦連続で勝ち星に恵まれていなかったカーショー。この日は初回にいきなり二塁打を許す立ち上がりだったが、持ち前のテンポと緩急を生かした投球で、要所を締めていった。序盤から3イニング連続で奪三振を記録し、カージナルス打線に流れを渡さなかった。
打線に援護をもらい、4-1とドジャースが3点をリードして迎えた5回には、2死二、三塁と一発同点のピンチ。ここで迎えたのは、得点圏打率.328を誇るドノバン。初回にはツーベースを浴びており、嫌な印象が残る打者だった。
だが、この難局でも冷静そのもの。初球は72.5マイル(約116.7キロ)のカーブでタイミングを外してストライク。2球目は90.8マイル(約146.1キロ)のストレートを高めに投げ込みファールを取ると、最後は外角に85.5マイル(約137.6キロ)のスライダーで空振り三振。わずか3球でこの難敵を封じた。

ピンチを切り抜けたカーショーは、ベンチに戻りながら満面の笑み。抑え切った手応えと、長らく待ち望んだ白星への感情がにじむ“万感”の表情だった。
この日は5回82球を投げて被安打6、7奪三振、1失点という内容。昨季8月18日(同19日)のカージナルス戦以来、約10カ月(294日)ぶりとなる勝ち星を記録した。
史上20人目の偉業となる通算3000奪三振まで残りは「17」。レジェンド左腕の節目の記録にも注目が集まるなか、中継の視聴者からは「カーショーが返ってきた」「エースが戻ってきた」「さすがレジェンド」など、称賛と歓喜の声があふれていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)