<競泳:東京都選手権>◇第2日◇7日◇東京アクアティクスセンター◇女子100メートル平泳ぎ決勝日本代表最年長の鈴木聡美(…
<競泳:東京都選手権>◇第2日◇7日◇東京アクアティクスセンター◇女子100メートル平泳ぎ決勝
日本代表最年長の鈴木聡美(34=ミキハウス)が、世界選手権(7月、シンガポール)へ決意を示した。1分6秒91で優勝。内容には「ちょっと焦りすぎの泳ぎになった。後半もズルズルいってしまった」と反省しつつ「ギリギリ6秒台に収められたのは良かったと思います」と振り返った。
世界選手権では50、100、200メートルと平泳ぎ3種目に出場。偏りなく注力することで「(23年大会の)福岡の時は200メートルは代表ではなかった。今回3種目で決勝進出をして、なおかつ自己記録が全てメダル争いが狙えるような記録。自己記録を更新した上で、メダル獲得を目指せたらと思います」と思いを示した。
24年パリ五輪で競泳日本代表のメダルは男子400メートル個人メドレー松下知之(東洋大)の銀1個にとどまった。その中で鈴木は200メートル平泳ぎで4位入賞と健闘。メダル3個を獲得した12年ロンドン五輪から12年が経過しても、存在感を示した。世界選手権に向けての準備も地に足をつける。
「私はとにかく不器用ですので『これだけしっかり頑張ればできるんだよ』ということを、水泳界しかり、応援してくれる皆さんに伝えられたらと思います。すぐにできなくて諦めてしまう子もいると思いますが『諦めずに、できるようになるまでしっかり頑張れば、結果はついてくるんだよ』ということも、感じ取ってもらえればと思います」
自らで限界を設けず、強化を続ける。【松本航】