“フライングダッチ”、オランダのヌオン・ソーラーチームの「ヌーナ9」が12日、オートラリア、アデレード市のヴィクトリア広場のフィニッシュラインを横切り、2017年ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジの勝者となった。隔年で開催されるソ…

“フライングダッチ”、オランダのヌオン・ソーラーチームの「ヌーナ9」が12日、オートラリア、アデレード市のヴィクトリア広場のフィニッシュラインを横切り、2017年ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジの勝者となった。

隔年で開催されるソーラーカーの耐久レースは8日、オーストラリア北岸のダーウィンを出発して大陸を縦断、3000km以上を走破して南岸のアデレードに到達した。今回が初の開催から30周年の記念の年である。

ヌオンの優勝はチャレンジャークラスで7回目。3021kmを14時間10分41秒で走り、平均速度は81.2km/hだった。2位は米ミシガン大学ソーラーカーチームの「ノーヴァム」で、自己最高位、3位はベルギーのパンチ・パワートレイン・ソーラーチームの「パンチ2」で、同じく自己最高位でのフィニッシュとなった。

4位は日本の東海大学(チーム名同じ)の「ソーラーチャレンジャー」、5位はオランダのトゥエンテ大学ソーラーチーム・トウェンテの「レッドシフト」。執筆時点で5位までがゴールしている。

レースのクラスは「チャレンジャー」「クルーザー」「アドベンチャー」の3つに分かれており、チャレンジャー・クラスが最高位で、事実上の本戦。クルーザーは実用性も加味してポイント計算する“レースinレース”だ。アドベンチャーは順位対象外で、昨年までの型落ち車両で参加して、チーム新人が経験を積むためのクラスとなっている。

ヌオン・ソーラーチーム(10月12日) (c) Getty Images

ヌオン・ソーラーチーム(10月12日) (c) Getty Images

ミシガン大学(10月12日) (c) Getty Images

ミシガン大学(10月12日) (c) Getty Images

パンチ・パワートレイン(10月12日) (c) Getty Images

パンチ・パワートレイン(10月12日) (c) Getty Images

東海大学(10月11日) (c) Getty Images

東海大学(10月11日) (c) Getty Images

東海大学(10月12日) (c) Getty Images

東海大学(10月12日) (c) Getty Images

トゥエンテ(10月12日) (c) Getty Images

トゥエンテ(10月12日) (c) Getty Images