B3新潟の鵜沢潤監督(43)が来季続投の意思を示した。23日、長岡市内でインタビューに応じた。新潟はレギュラーシーズン6位でプレーオフに進出し、3位決定戦で敗退。目標だったB2復帰はならなかったが成長ぶりは見せた。就任1年目を振り返ると同時…

B3新潟の鵜沢潤監督(43)が来季続投の意思を示した。23日、長岡市内でインタビューに応じた。新潟はレギュラーシーズン6位でプレーオフに進出し、3位決定戦で敗退。目標だったB2復帰はならなかったが成長ぶりは見せた。就任1年目を振り返ると同時に、来季のB3優勝を目標に掲げてチーム強化の意欲を語った。

-監督1年目を終えて

鵜沢監督 B2に昇格できなかったことは残念です。ただ、チームとして、少しだけど前進した感じはあります。勝てば昇格というプレーオフを経験できたことは、今後のためにもよかったです。

-来季に向けては

鵜沢監督 まだクラブとは話し合っていませんが、私は続投したいと思っています。次に向けてどうしていくかを考え始めています。新チーム最初のミーティングで、このクラブはこうだ、ということをより細かく明確に伝える、練習もこういう内容にする-とイメージしています。

-レギュラーシーズン27勝25敗で6位、プレーオフは3位決定戦で岩手に2敗して敗退。内容と来季の課題について

鵜沢監督 守備で細部の遂行力が不足していた。やるべきところをやっていなかったり。そこの精度の高さが必要です。あとは得点力。特に3点シュートは成功率31・5%なのでもっと上げないと。良くなった点は終盤にかけて失点が減っていったこと。(昨年12月に加入した)ムトンボ・ジャン・ピエール(22)の存在は大きかった。

-来季はどんなチームに

鵜沢監督 圭さん(五十嵐)らベテランの存在は大きいです。ただ、若い選手のエネルギッシュなプレーは絶対に必要。攻守の切り替えが速く、フィジカルに戦うバスケットを目指します。(B1から2季でB3に降格し)今季のスローガンは「覚悟 再生 復権」でした。来季はこれを土台に肉付けしたスローガンにしようと思っています。

-26年にリーグが再編されるため、今秋開幕のシーズンが現行の最後の形

鵜沢監督 勝っても昇格はありません。当然B3優勝が目標です。そして将来につなげていかないと。【取材・構成 斎藤慎一郎】