◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 2日目(16日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7626yd(パー71)2打リードの単独首位から出たジョナサン・ベガス(ベネズエラ)が「70」でプレーし、通算8アンダーでその座をキープ…

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 2日目(16日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7626yd(パー71)
2打リードの単独首位から出たジョナサン・ベガス(ベネズエラ)が「70」でプレーし、通算8アンダーでその座をキープした。昨季に7年ぶりのツアー4勝目で復活した40歳が、メジャー初タイトルをかけて週末に入る。
通算6アンダーの2位に、後半6番(パー3)のホールインワンを含む「64」で60位から急浮上したキム・シウー(韓国)、マチュー・パボン(フランス)、マシュー・フィッツパトリック(イングランド)。通算5アンダーの5位に、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー、マックス・ホマが続く。シェフラーは20位から「68」と伸ばして浮上した。
9位から4打差を追った久常涼は3バーディ、3ボギーの「71」で回り、通算3アンダーの17位に後退した。順位は落としたが、首位に5打差の好位置に残って決勝ラウンドに進む。
4月「マスターズ」からのメジャー連勝がかかる世界ランク2位のロリー・マキロイ(北アイルランド)、同3位で前年覇者のザンダー・シャウフェレは、カットライン上の通算1オーバー62位で辛くも週末に残った。

60位から出た松山英樹は1バーディ、3ボギーの「73」とスコアを落とし、予選カットラインに2打届かない通算3オーバー84位で終了。追い上げはならず、出場13回目にして大会初の予選落ちを喫した。2020年「全米プロ」から続いていた連続メジャー予選通過も19試合で途切れた。
金谷拓実も112位から「70」と伸ばしたが通算3オーバー。中島啓太は125位から「71」で通算5オーバーの103位に終わり、ともに初の大会予選通過はならなかった。
優勝争いが期待された実力者たちも苦しい2日間に。メジャー4大会制覇がかかっていたジョーダン・スピース、前週の「トゥルーイスト選手権」で今季2勝目を挙げたセップ・ストラカ(オーストリア)は通算2オーバー。前回の当地開催だった17年優勝のジャスティン・トーマスは通算3オーバー。18、19年と連覇したブルックス・ケプカは通算9オーバーで姿を消した。