◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 初日(15日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7626yd(パー71)欧州ツアーを主戦場にする中島啓太。ポイントランキング11位につけ、上位に与えられるPGAツアーへの切符を狙える位置…

欧州ツアーを主戦場にする中島啓太の最新ギア

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 初日(15日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7626yd(パー71)

欧州ツアーを主戦場にする中島啓太。ポイントランキング11位につけ、上位に与えられるPGAツアーへの切符を狙える位置にいる。メジャーに挑んだ最新14本のクラブを紹介したい。

つかまりのいい低スピンヘッド

中島は長らくテーラーの2代前のモデル「ステルス2」ドライバーを使ってきたが、今回「Qi35 LS」がハマった。2月にスイッチすると、ポルシェシンガポールクラシック、ヒーローインディアンオープンで立て続けに優勝争いして共に2位と結果を出した。「低スピンモデルでつかまりのいいヘッドが彼の好み。ネック調整機能もアップライトかつハイアーに合わせています」とはテーラーのツアー担当者。ステルス2使用時も鉛を貼って、“つかまる調整”をしていた。

また、シャフトを昨年の夏に「ツアーAD PT」に戻した。「6X」のスペックを1.5インチチップカットしている。長さは44.5インチで振りやすさを重視。

Qi35がお気に入り

中島が一番気に入っているのが5番ウッド「Qi35」だ。こちらも41.5インチと短め。1月のヒーロードバイデザートクラシックでアルバトロスを達成したクラブでもある。

MG4の4本体制

アイアン「P7CB」は不動のセット。ウェッジ(MG4)もロフト違いで4本を入れている。

ヘッド上部に1ドット

そしてパターは長らくピンタイプを使ってきたが、3月のシンガポールに行く前に「スパイダー ツアーX」にスイッチした。「本人のリクエストでいろんなタイプのスパイダーを試したんです。最終的にスコッティ・シェフラーと同じヘッドを選びました」(前出ツアー担当)。シェフラーと同じクランクネックで、シェフラーはヘッド上部に線を入れているが、中島はドットを入れている。

<中島啓太のクラブセッティング>

ドライバー:テーラーメイド Qi35 LS(9度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD PT(重さ60g台、硬さX)

フェアウェイウッド:テーラーメイド Qi35(3番 15度、5番18度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD XC(重さ70g台、硬さX)

アイアン:テーラーメイド P7CB(4番~PW)
シャフト:NSプロモーダス3プロトタイプ

ウェッジ:テーラーメイド MG4(46、52、56、60度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド(X100)

パター:テーラーメイド スパイダー ツアーX プロトタイプ

ボール:テーラーメイド TP5(2024年)

P7CBを長らく使う