◇国内男子◇関西オープン 初日(15日)◇日野ゴルフ倶楽部(滋賀)◇7035yd(パー70)◇晴れ(観衆719人)生源寺龍憲はこの日、27歳の誕生日を迎えた。「ノーボギーだったら自分への良いプレゼントだったが、状態としては悪くないかな」。…

27歳の誕生日を迎えた

◇国内男子◇関西オープン 初日(15日)◇日野ゴルフ倶楽部(滋賀)◇7035yd(パー70)◇晴れ(観衆719人)

生源寺龍憲はこの日、27歳の誕生日を迎えた。「ノーボギーだったら自分への良いプレゼントだったが、状態としては悪くないかな」。出だし10番は左ラフ171ydから9Iで3mにつけてバーディ発進。4mを決めた12番(パー3)からも連続バーディを奪った。

山口県出身。同志社大ゴルフ部で腕を磨き、開催コースの日野ゴルフ倶楽部ではキャディとしてアルバイトをしていた。4年間で200ラウンド以上はプレーし、今でも知り合いが多い“地元”だ。

「ラフに入っても短い番手で打てればチャンスにつけることができる。あそこに行っても大丈夫とかコースを知っている。メリハリをつけた」。地の利を生かして7バーディ、2ボギーの「65」でプレー。5アンダー4位発進を決めた。身長162cmと上背はないものの、平均飛距離は324.61yd(全体4位)を記録した。

ツアー2勝目を狙う

予選ラウンドは永久シード保持者で69歳の倉本昌弘と同組。「いろんな経験をされているし、プレー自体もすごく元気だと感じた。自分があの年齢になった時にあそこまでできるかなと。パーセーブも何回もされていた」。日本ゴルフツアー機構(JGTO)副会長のプレーに驚きの表情を見せた。

4月の開幕戦「東建ホームメイトカップ」でツアー初優勝を挙げ、賞金ランキングは2位につける。「毎週、優勝を狙っている。今週もチャンスはある。落ち着いてプレーできれば4日目にいいところにいる」と逆転優勝へ気持ちを切り替えた。(滋賀県日野町/玉木充)