◇米国男子◇トゥルーイスト選手権 最終日(11日)◇ザ・フィラデルフィア・クリケットクラブ (ペンシルベニア州)◇7119yd(パー70)PGAツアーの主催大会で“最短ホール”が出現した。最終日の14番(パー3)は95ydに設定。選手の打…

◇米国男子◇トゥルーイスト選手権 最終日(11日)◇ザ・フィラデルフィア・クリケットクラブ (ペンシルベニア州)◇7119yd(パー70)
PGAツアーの主催大会で“最短ホール”が出現した。最終日の14番(パー3)は95ydに設定。選手の打った距離を計測する「ショットリンクシステム」がツアーで導入された1983年以降で最も短いパー3となった。
会場のザ・フィラデルフィア・クリケットクラブで初めて9ホールのゴルフ場、セントマーティンズコースができた1895年に敬意を表し95ydに。試合は1920年にオープンしたウィサヒコンコースで行われ、14番は18ホールの中では高台に位置する。6つのバンカーに守られた四角いグリーン。手前から5yd、右から4ydの狭いエリアにカップが切られた。

前日までに棄権した3人を除く69人がプレーし、平均スコアは「2.884」。49人がパー、6人はボギーをたたいた。バーディは右手前のエッジからパターで決めた松山英樹を含む14人。100ydを切るホールで超一流選手たちがプレーしても、その確率は20.28%に過ぎない。
なお、メジャーを含めた最短パー3は2023年にカリフォルニア州ロサンゼルスCCで行われた「全米オープン」で登場。最終日の15番は、ピンまでわずか81ydだった。決勝ラウンド進出者65人がプレーし、バーディは11人(16.92%)、パーが49人、4人がボギー。ブルックス・ケプカがダブルボギーを記録している。(ペンシルベニア州フロータウン/桂川洋一)