大谷の11号アーチが弾丸ライナーで右中間スタンドに突き刺さった(C)Getty Images 日本の偉才が量産体制に入っ…

 

大谷の11号アーチが弾丸ライナーで右中間スタンドに突き刺さった(C)Getty Images

 

 日本の偉才が量産体制に入っている。

 現地時間5月8日、ドジャースの大谷翔平は、敵地ダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場し、9回に2試合ぶりの11号ソロを記録。チームの勝利にはつながらなかったが、ヤンキースのアーロン・ジャッジ、フィリーズのカイル・シュワーバーらメジャートップまで1本差に迫る弾丸ライナーを放ち、一矢報いた。これが直近6試合で4発目だ。

【動画】右翼席へ伸びる!伸びる!大谷翔平が9回二死から11号アーチ

 3点を追う9回2死走者なしの第5打席、試合終了まであと1人と追い込まれていた大谷は、ダイヤモンドバックスの4番手右腕ケビン・ギンケルと対峙すると、フルカウントから7球目に投じられた高めのフォーシームを強振。これが打球速度112.9マイル(約181.7キロ)、飛距離426フィート(約130メートル)を計測する右中間席への一発となった。

 土壇場での豪快弾にSNS上では、反響の声が続々。その中で日夜ドジャースの情報を発信する米専門メディア『Dodgers Nation』の公式Xは、この日、敵地ファンからブーイングを浴びせられていた点に触れ、「9回、オオタニの11号ソロでドジャースが3-5に。アリゾナの観衆から受けたブーイングは、彼をさらに奮い立たせるだけだった」と呟いている。

 その後も同メディアは、Xポストを連投。「ドジャースは敗れたが、そんなことどうでもいい。9回にオオタニが本塁打だ」と記し、大泣きの絵文字とともにMLB公式サイトが公開している本塁打映像をリポストすれば、さらにドジャース専門メディア『Dodger Blue』は、「オオタニの50-50トラッカー:11本塁打、10盗塁」と最新の数字を伝えていた。

 徐々にペースを上げている大谷。今季36試合に出場し、ここまでの打撃成績は、打率.296、11本塁打、16打点、10盗塁、OPS1.032だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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