【セリエA】ラツィオ 2-2 パルマ(日本時間4月29日/スタディオ・オリンピコ)【映像】鈴木彩艶、ゼロ距離ショットを弾く怪物級セーブ パルマのGK鈴木彩艶がゼロ距離からの技ありシュートをストップ。チームを絶体絶命のピンチから救ったセービン…
【セリエA】ラツィオ 2-2 パルマ(日本時間4月29日/スタディオ・オリンピコ)
パルマのGK鈴木彩艶がゼロ距離からの技ありシュートをストップ。チームを絶体絶命のピンチから救ったセービングを、ファンや現地メディアが大絶賛している。
15位パルマはセリエA第34節で8位ラツィオと対戦。今季初の連勝を目指す中、3分と46分のゴールで2点のリードを奪った。しかし、後半に波状攻撃を受けて79分と84分に2失点。敵地から勝ち点3を持ち帰ることはできなかった。鈴木はDF陣の寄せが甘かったこともありリードを守りきれなかったものの、69分にはビッグセーブを披露。このセーブがなければ敗戦もありえた。
ラツィオが右サイドを起点に攻めてくる。MFニコロ・ロヴェッラの縦パスをペナルティアーク手前でMFマッティア・ザッカーニがフリック。このボールがパルマのDFラウタロ・バレンティの頭上を越え、ボックス内に走り込むFWグスタフ・イサクセンに向かって飛んでいく。
パルマはDFエマヌエーレ・ヴァレーリとMFマンデラ・ケイタがボックス内までイサクセンについていったが、不規則にバウンドするボールとイサクセンを同時に捕まえることができない。ヴァレーリは転倒し、ケイタはボールと敵を見失ってしまい、イサクセンがゴール前でフリーの状況に。すると、左足のアウトサイドを巧みに使ってタイミングを外すテクニカルなシュートを放ってきた。
しかし、鈴木が立ちはだかった。パルマの守護神は間合いを詰めてシュートコースを狭める。そして、身体を大の字に広げ、自身の右方向に飛んできたボールを右手で掻き出したのだ。ラツィオの選手たちが思わず頭を抱えて唖然とするほど決定的なスーパセーブだった。
実況・福田浩大氏が「ブロックセーブしました。技ありのショットでしたが、慌てませんでした」と伝える中、ファンもSNSで反応。「マジで彩艶エグすぎる。怪物」「彩艶最強!」「彩艶良かった」「彩艶神」「すげぇよ彩艶」「彩艶よく止めたなあ」「彩艶って神やん」「安定のザイオン」など称賛の声を送っていた。
また、イタリアのメディアも“1点モノ”のセービングを大絶賛。『TUTTO Mercato WEB』は「奇跡を起こした」と記し、『PARMA live』は「自らの限界を超えた」、『Parma Today』は「決定的セーブだ」と称え、3メディアは個人採点も6.5か7と高い評価を付けた。
このドローで16位に後退したものの残留圏をキープするパルマは残り4試合で残留を目指す。次節は日本時間5月3日に11位のコモと戦う。
(ABEMA de DAZN/セリエA)