4月から利用が始まった宮崎県のプール「パーソルアクアパーク宮崎」(宮崎市錦本町)で、競泳の韓国代表チームが合宿をしてい…
4月から利用が始まった宮崎県のプール「パーソルアクアパーク宮崎」(宮崎市錦本町)で、競泳の韓国代表チームが合宿をしている。5月22日まで滞在する。宮崎県延岡市出身の五輪競泳メダリスト、松田丈志さんが縁を取り持ち、実現した。
県プールは2年後の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会の県内開催に向けてつくられた。50メートル10コースを備え、7月にシンガポールで世界選手権が開かれるのを前に、合宿場所を探していた韓国競泳代表チームから声が掛かった。
代表チームの金一波(キムイルパ)監督によると、国際大会を通じて以前から交友があった松田さんに紹介を頼んだところ、円滑に話が進んだという。
選手たちは14日から練習を始め、7千~8千メートルを泳いだ。大会に向け徐々に追い込みをかけて、最大で1日1万5千メートルを泳ぐという。
「立派なプールに加えてプールサイドも広く、選手たちからは『国際大会の会場のような雰囲気で練習できている』と好評です」と金監督は話した。
河野俊嗣知事も14日にプールを訪ねて、宮崎牛10キログラムを贈呈。「宮崎での合宿で成果を上げて、シンガポールで素晴らしい成績を」と激励した。(吉田啓)