最終回に3点差から追いつく■巨人 6ー5 ヤクルト(28日・東京ドーム)  昨季のセ・リーグ王者、巨人は28日、東京ドームで行われたヤクルト戦と対戦。3点差を追う9回に同点とすると、延長10回に若林楽人外野手の左前適時打でサヨナラ勝ちした。…

最終回に3点差から追いつく

■巨人 6ー5 ヤクルト(28日・東京ドーム) 

 昨季のセ・リーグ王者、巨人は28日、東京ドームで行われたヤクルト戦と対戦。3点差を追う9回に同点とすると、延長10回に若林楽人外野手の左前適時打でサヨナラ勝ちした。

 阿部慎之助監督は4安打の若林を「興奮しました。ナイスバッティングでした」「1番として最高の働きしてくれた。オープン戦調子よかったので、抜擢しました」と称えた。

 先発のエース戸郷翔征投手は4回までヤクルト打戦をパーフェクトに抑えていたが、5回に失策も絡んで4失点。打線もヤクルト先発の奥川恭伸投手を攻略できず、苦しい展開が続いた。

 8回にトレイ・キャベッジ外野手の2ランが飛び出すと、3点差を追う9回、若林の右前適時打で2点差に迫った。続くキャベッジには、田口麗斗投手のすっぽ抜けたような球が右手に直撃。キャベッジは鬼の形相で右腕を大きく振って叫び、ドームは騒然となった。

 乱闘などの騒ぎにはならず、1死満塁となり、続く吉川尚輝内野手が中前へ2点適時打。土壇場で同点とした。

 さらに延長10回、先頭の甲斐拓也捕手の中前打から犠打を絡めて走者を進めると、2死二塁から若林がサヨナラ打を放った。(Full-Count編集部)